地下の私たち

平野　倖太郎

Sapporo*north2 AWARD ver.SIAF2014
映像部門「流れ」応募作品

これは地下鉄や地下歩行空間の私たちをピクトグラムを用い、単調に描くことで、自分たちを見ているような不思議な感覚を味あわせる作品です。

【映像部門審査員コメント】

・四方幸子（札幌国際芸術祭2014アソシエイト・キュレーター）

このサイネージで実際に見ると臨場感があり、web審査の時と印象が大きく変わる作品だった。
記号的でありながらほぼ等身大なので、つい自分たちと見比べてしまうなど、人を引き込むつかみがある。シンプルなグラフィックと色ながら、歩く人達に不思議な親近感を抱かせる。

・古跡哲平（映像作家)

記号の人間と生々しいノイズ音にギャップがあって面白かった。想像力を喚起させる作品です。
なぜこの作品を作ったのかの動機が分からなくて、他の作品はそこそこ何故作ったかが見えてくるのですが、この作品は動機が見えなさに恐怖を感じた。